今日のビューティ業界のトップトレンドを探る#BBMomentへようこそ。今回の記事では、2020年を振り返り、世界的な大流行の中でブランドの成功を決定づけたビューティコラボレーションを紹介します。最近の記事で紹介したように、ブランドが採用した最もポピュラーなマーケティング戦略の1つは、ブランド同士であれ、インフルエンサー/セレブリティとブランドであれ、パートナーシップによるものでした。これにより、企業は自社製品のリーチを拡大し、製品を増幅させることができるようになり、消費者が購入に殺到するようなオンライン限定発売の大々的な広告を作成することができました。BYREDOからColourpopまで、今日は2020年に大ヒットしたトップビューティーコラボレーションをいくつか見てみましょう。
#BBMoment: 2020年のトップビューティコラボレーション
BYREDO x Travis Scott
完売した商品が1,000ドル以上で転売される、数少ないフレグランスブランドの１つであるBYREDOは、Travis ScottのCactus Jackブランドと提携し、Cactus Jack for BYREDO – Travx Eau de Parfumを開発し、1本175ポンドで販売しました。この製品はBYREDOの伝統的なボトルとTravis Scottのスタイリッシュで未来的なブランディングを組み合わせたもので、スモールコレクション（フレグランスとキャンドル）はすぐに完売しました。楽しいコラボレーションは、トップノートは”Cosmic dust & Antimatter particles(宇宙塵＆反物質粒子) “、ミドルノートは”Starlight & Sperova(スターライト＆超新星 )”と ベースノートは”Atmospheric vapour & Dark nebulae(大気の蒸気＆ダーク星雲 )”をイメージしており、ビューティ業界へのラッパーの最初の進出でした。このコレクションは完売しただけでなく、BYREDOブランドの価値を大きく高め、前年比MIV®は146％増となりました。
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Lalisa Manobal x M.A.C Cosmetics
韓国のガールズグループ、Blackpinkのリサが、M.A.C.コスメティックス初の女性K-POPアイドルとして、2020年末に向けてグローバルブランドアンバサダーに任命されたことが発表されました。リサは、セリーヌやブルガリなどのブランドと仕事をするなど、ビューティとファッションが大好きなスターで、オンライン上では大きな存在感を放っていますが、彼女のソーシャルメディアチャンネルでは同ブランドを頻繁に取り上げており、彼女のパートナーシップは本物のように感じられます。リサはインスタグラムだけでも4,450万人以上のフォロワーを持ち、彼女の領域で大きな影響力を持っています。M.A.C.のグローバルアンバサダーを務めることを発表した彼女の投稿には、560万人以上の「いいね！」と74Kのコメントが寄せられました。データをさらに深く掘り下げてみると、リサの投稿だけで183万ドルのMIV®を生み出し、M.A.C.のアナウンス投稿では50万6000ドルのMIV®を生み出しており、2020年のブランドのトップ投稿となっています。
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Anastasia Beverly Hills x Amrezy
2020年1月にキックオフしたAnastasia Beverly Hillsは、メイクアップアーティストでありインフルエンサーでもあるAmrezyと提携し、#ABHxAmrezyのメイクアップパレットを発表した。ABHはコラボレーションで知られており、カルト的なテレビ番組”RuPaul’s Drag Race”のロングタイムスポンサーとしても知られており、高品質な商品とアート性にスポットライトを当てていることでも知られています。同ブランドのオウンドメディア（Instagramアカウント）に掲載された下記の発表記事は、1月だけで559Kドルの総MIV®を生み出しました。
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Supreme x Pat McGrath
”触れるすべての製品”を完売させるブランドとして知られるSupremeは、同じようにクールなビューティーブランドのPat McGrathと提携し、ストリートウェアのシンボルカラーであるクラシックな赤のリップスティックを開発しました。このリップスティックはSupremeのウェブサイトでのみ販売され、”製品のレビューやサンプルはない”ということをフューチャーし、独占的な製品としての地位を確立しました。これはある意味では、ラグジュアリーファッションハウスやフードブランド、その他の家庭用品ブランドとのコラボレーションを経たシュプリーム初のビューティ商品として歴史に残るものとなりました。
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Colourpop x Disney
カラーポップは業界を超えたコラボレーションで知られており、2020年にはディズニーと1つ以上のパートナーシップを結びました。ポップカルチャーの寵児であり、「マンダロリアン」のスターでもあるBaby Yodaは、オールグリーンの”ザ・チャイルド”パレットのモデルとなり、10月にはカルト的人気を誇るHocus Pocusがハロウィンをテーマにした商品として登場しました。カラーポップのインスタグラムページに掲載されたパレットの2つの発表投稿は、2020年のブランドの中でもトップに位置し、たった2つの投稿で933KドルのMIV®を獲得しました。
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コラボレーション商品は、自社のメッセージを増幅させたい、あるいは未開拓のオーディエンスにリーチしたいと考えているブランドにとって有益なものです。例えば、Supremeのファンは通常Pat McGrathと一緒に買い物をすることはないかもしれませんし、その逆もありますが、パートナーシップによって新しい商品を発見したり、試したりすることができます。今回の#BBMomentをお楽しみいただけましたでしょうか？他の記事を読みたい方はこちらをクリックしてください。
※本記事は、Julia Cohenにより執筆されLaunchmetrics（本国）に掲載されたブログ記事の翻訳です。
