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デジタルイベント実施のハウツー

Launchmetrics Japan

デジタルまたは“フィジタル”イベントのイベント管理の簡素化

イベントはファッション、ラグジュアリー、ビューティ業界にとって必要不可欠です。最近発表したレポートであるファッション業界における“Marketing Reset data snapshopt”では、ファッションウィーク開催中、ラグジュアリーファッションブランドが生み出したMIV®は約3億ドル増加したことがわかりました。しかし、プレスツアーからファッションショーに至るまでのフィジカルイベントが急激に行き詰った今、ブランドは業界のキーオピニオンリーダーにより製品発売を刺激する新しい方法を見つける必要があります。今後、フィジカルからデジタルへと完全にシフトすることはありませんが、デジタルがこのまま重要な要素となり、今後のアクティベーションの成功は、“フィジタル”つまりハイブリッドイベントになっていくことでしょう。
従来、製品発売の影響を拡大するために多くの対面式な活動を行っていましたが、コロナ禍の中で生き残るためにはデジタルに匹敵するものを見つけなければなりませんでした。イベントを管理、プラン、計測するための統一されたプラットフォームを使用することは、コレクションを効率的かつ体系的にデジタルで推進する最良の手法の1つです。この章では、デジタルコレクションの発信を補完するイベントプランニングの手順を説明します。

従来、製品発表のインパクトを増幅させるためには、数多くの対面でのアクティベーションが必要でしたが、コロナ禍で生き残っていくためには、すべてデジタルでの対応が求められていました。イベント体験を管理、計画、測定するために統一されたプラットフォームを使用することは、効率的かつ組織的な方法でデジタルでコレクションを推進するための最良の方法の一つです。このセクションでは、デジタルコレクションの立ち上げを補完するイベントを計画するためのステップをご紹介します。


タッチポイントを調整して、デジタル空間でブランド体験を実現する

イベント前

イベントプランニングのプロセスは、デジタル、フィジカル、ハイブリッドイベントが滞りなく行われるよう、適切に行わなければならない最も重要な要素の1つです。全てを1箇所で管理することで、リアルタイムで出席者リストを監視でき、貴重なゲストと効率よくコミュニケーションを図ることができます。

ゲストリスト

招待者リストを作成したら、招待者により、異なったグループに分類することができます。誰を招待すべきがわからない場合や、誰かを忘れている可能性がある時は、過去の招待者リストにアクセスし、彼らの連絡先をゲストリストにインポートすることができます。連絡先を分類しておくと便利です。なぜなら、今後イベントを立案する時、各ゲストリストを管理するチームのメンバーに応じて、効率的かつ協調的な方法でこれらのグループを参考にすることができるからです。

Invitations

注目を集め、RSVPの返信を得るためには、参加する可能性のある貴重な人々を魅了するインヴィテーションを配信することが必要です。ブランドにとって、ゲストをワクワクさせ、インスピレーションを与えられるような独自のインヴィテーションを作る必要があり、これはブランド体験の1つです。ファッションブランドであれば、毎シーズン、ショーにKOLをどの様に招待するかを考えますが、これをデジタルメディアに変換してみて下さい。ローンチメトリックスによるイベント機能では、イベントメーリング機能を使用し、独自のデジタル及びフィジカルインヴィテーションを作成し配信することができます。また、それぞれの招待者に固有のバーコード、もしくはRFIDチップを発行するオプションもあります。イベントの開始まで、招待者の反応をリアルタイムで監視することができます。

 

how to digital event

プレイベントページの作成

デジタル及びハイブリットイベントを開催する場合、イベントが開始する前にユーザーがアクセスできるプレイベントページを設定する必要があります。ローンチメトリックスのイベント機能にあるデジタルイベントページビルダーを使用し、このページをカスタマイズや構築、コレクションノートの共有、またカウントダウンクロックを追加することができます。ここではイベント開始時に、ビデオストリームにリンクするYouTubeやVimeoの埋め込みコードを統合することも可能です。従来、バーチャルイベントの開催では、主催者が誰がイベントに参加したのかを把握することは難しいですが、ポテンシャルのあるゲストに固有のリンクを発行することで、彼らがイベントに参加したのかを追跡することができるようするため、このイベントページの作成は必要不可欠です。
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新しいグループとの接触

ゼロから始める場合、またはオープンイベントを開催したい場合は、GPS Radarのようなオンラインコミュニティを利用することができます。GPS Radarはファッション、ビューティ、ラグジュアリー業界の関係者と結びつくことが可能となるよう特別に設計されており、5万人以上のユーザーのコミュニティにデジタルイベントを共有することができます。

イベント開催中

Check in

上記のように、デジタルイベントを主催している場合、ゲストに固有のリンクを送信し、ゲストが参加した時に出席者の記録を確実にキャプチャすることが可能となります。しかし、世界が“new normal”を受け入れるようになり、フィジカルなイベントはオプションの1つとなりましたが、ゲストが出席する時の安全性を最大限確保することが重要です。コロナ禍後にフィジカルイベントを開催する時の課題に対処するため、スムーズで非接触型のチェックインプロセスであるRFIDやバーコードシステムを利用することは最良の方法です。

ソーシャル上のエンゲージメント

イベントがフィジカルなものではなくても、ソーシャルチャネルの可能性とリーチを最大限に活用して、イベントが発生したときに宣伝したり、取材したりする必要があります。イベントにスピーカーが含まれている場合は、ソーシャル上で再利用するために引用を抽出したり、スクリーンキャプチャを撮影したり、既存のデジタル資産を使用してコレクションをさらに増幅させ、イベントに向けてフォロワーを誘導したりしましょう。イベントやブランドハッシュタグがある場合は、イベントに関連したコンテンツを投稿する際には、必ずそのハッシュタグを使用することを促しましょう。

イベント後

視聴者コンテンツの再利用

あなたの視聴者がイベント中にあなたのブランドハッシュタグにコンテンツをシェアしたり、オンラインであなたに言及したりした場合、あなた自身のチャンネルでこのコンテンツを再利用することができます。そうすることで、誰があなたのイベントに来てくれたかを示すことができる一方で、ユーザーが生成したコンテンツ戦略を活用して、将来あなたのイベントに参加した場合に何が待っているかを人々に示すことができます。

フィードバックの収集

あなたのイベントのパフォーマンスはどうでしたか?一番聞くべき人は参加者です。フォローアップメールでもインスタグラムの投票でも、参加者にイベントについての感想、お気に入りの機能や製品、そして何を盛り込んでほしかったかを聞いてみましょう。これらは、次回のデジタルイベントやフィジタルイベントを計画する際に考慮すべき非常に貴重なフィードバックです。

結果の測定

イベントが終了しても、そのままにしないでください。収集したデータは今後の成功や次のイベントを運営する時に役立ちます

何よりも、イベントのプロセスが最初から最後までスムーズに進むようにしたいものです。複雑な詳細に飛び込む前に、イベント前、イベント中、イベント後のアクションのための戦略とタイムラインを生産的に計画してください。現在のイベントと将来のイベントがスムーズに進行するために必要なことが明確になったら、準備を始めましょう。

イベント終了後のKPIの計測方法と考慮する点

  • 誰がイベントに参加したのか vs 誰がRSVPを送ったのか
  • 誰がイベントに関して話題にしたのか、あるいはメンションしたのか(インフルエンサー、メディアなど)
  • イベントの最中あるいはイベント後にウェブサイトのトラフィックは増えたのか?
  • イベント最中あるいはイベント後、話題を獲得できたのか?
  • オウンドメディアチャネルへのトラフィックやフォロワーの増加はあったのか?(ソーシャルアカウントなど)
  • イベントの結果、何人の新しいリード(見込み客)を得たのか?
  • それらのリード(見込み客)のうち、何人が適切なリードだったか?
  • 人々はどのようにイベントに登録したのか?(ニュースレターキャンペーン、ソーシャルチャネルなど)

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